北野天満宮

北野天満宮

北野天満宮は、菅原道真公を御祭神としておまつりする全国約1万2000社の天満宮、天神社の総本社です。
天神信仰の発祥の地であり、親しみをこめて「北野の天神さん」、「北野さん」と呼ばれています。

北野天満宮の創建は、平安時代中頃の天暦元年(947)に、西ノ京に住んでいた多治比文子や近江国(滋賀県)比良宮の神主神良種、北野朝日寺の僧最珍らが当所に神殿を建て、菅原道真公をおまつりしたのが始まりとされます。その後、藤原氏により大規模な社殿の造営があり、永延元年(987)に一條天皇の勅使が派遣され、国家の平安が祈念されました。この時から「北野天満天神」の神号が認められ、寛弘元年(1004)の一條天皇の行幸をはじめ、代々皇室の御崇敬をうけ、国家国民を守護する霊験あらたかな神として崇められてきました。
江戸時代には、各地に読み書き算盤を教える寺子屋が普及し、その教室に天神さまがおまつりされたり、道真公のお姿を描いた「御神影」が掲げられて、学業成就や武芸上達が祈られてきました。このことがのちに「学問の神さま」「芸能の神さま」として皆さまに広く知られるようになった所以です。
現在、全国各地には道真公をおまつりした神社が、およそ1万2000社あるとも言われ、その多くは当宮から御霊分けをした神社です。

■北野天満宮
住所:京都市上京区馬喰町 北野天満宮社務所
電話番号:075-461-0005
参拝時間・アクセス:https://kitanotenmangu.or.jp/access.php

■道真公のご遷座以前から、
 北野は天のエネルギーが働く聖地

総面積約500坪の雄大な桧皮葺屋根を戴く社殿は、菅原道真公をおまつりする本殿と拝殿が石の間という石畳の廊下でつながり、本殿の西には脇殿を、拝殿の両脇には楽の間を備えた複雑な構造。八棟造、権現造りと称され、神社建築の歴史を伝える貴重な遺構として国宝に指定されています。
千年余りの歴史のなかで何度も火災にあいましたが、そのたびに朝廷や将軍家によって造営修繕がなされ、現在の本殿は豊臣秀吉公の遺命により豊臣秀頼公が慶長12年(1607)に造営されたものです。唐破風や黄金色に輝く装飾、精緻な彫刻の数々は絢爛豪華な桃山文化の建築ならでは。毎月25日のライトアップでは吊燈籠に火がともされ、幻想的な眺めを見ることができます。 通常は拝殿前よりご参拝いただきますが、ご祈祷の際には拝殿に昇殿いただきます。神前での厳粛な雰囲気とともに、内部の美しい装飾にもご注目ください。

■天神信仰ゆかりのご神宝をじっくり鑑賞
創建以来、千有余年の長きにわたり皇室をはじめ公家や武家、商人たちの篤い崇敬をうけてきた当宮には、数多くの宝物が奉納され、今に伝えられています。 なかでも、「北野天神縁起絵巻 承久本」は数ある同類の内で根本縁起といわれ、絵巻物の中では特に優れた作品として、また貴重な歴史財産として国宝に指定されています(展示は複製品となります)。古文書、刀剣、蒔絵や屏風、茶道具といった美術的にも価値の高い工芸品を多数収蔵し、常設展のほか、季節ごとにテーマを決めた企画展も開催。ご参拝とあわせ、ぜひ当宮が誇る貴重な文化遺産をご鑑賞ください。

■宝物殿

開館日縁日(毎月25日)、観梅・青もみじ・紅葉シーズン、
1月1日、12月1日
開館時間9時~16時
料金一般800円、中・高校生400円、こども250円
※修学旅行生250円 ※未就学児童無料

※展示品は入れ替えをすることがありますので、  掲載されているものでもご覧いただけない場合がございます。

■天神さんの七不思議−天狗山(てんぐやま)
当宮の境内の北西の角には天狗山と呼ばれる小山があります。室町時代に描かれた『社頭古絵図』(北野参拝曼荼羅)には、ユーモラスな烏天狗が描かれており、大昔、この辺りには天狗が出没したのかもしれないと想像をかきたてられる場所です。また、この場所は都の守護を司った乾(北西)に立つ北野天満宮の境内のさらに乾にあることから特に神聖な場所とされてきました。

■学業上達・受験合格 [学業鉛筆]
受験合格の願いを込めた鉛筆です。ご自身の目標に近づくための、勉学に励まれる学びの日々をお守りします。各本数入りのうち、半数は鉛筆の側面に菅原道真公の詠が刻まれ、半数は無地です。芯の濃さはHB。

・初穂料6本入り 800円
 12本入り 1,500円
 24本入り 3,000円